立憲民主党、中立メディアの体たらくが菅政権存続を助長させている 社会観察雑記帳 -市民感覚の何かおかしい57- 通算投稿92回目

立憲民主党、中立メディアの体たらくが菅政権存続を助長させている

                                                                                                                                                                                                           2021年7月10日記す

 

 ワクチンやオリンピックなどの今日的課題について、野党合同チームによるヒアリングが開催されている。

 本来、国会が開かれていれば、このヒアリングは不要なのだが、国会閉会中のため立民の原口副代表が中心になって適宜開催すること自体は評価すべきなのだが、その内容が、安倍晋三の森友・加計問題以来の官僚答弁突き崩しのない従来型に終始しているので、この稿で喝を入れたい。

 

 一番わかりやすいのが、7月6日のオリンピック総点検野党合同チームヒアリング。翌日以降の衆参厚労委員会閉会中審査のためか、空港での水際対策、入国後のプレイブックの穴、感染者発生した場合の対処、そしてワクチン不足問題など、1時間しか設定していないなかで、盛りだくさんのテーマを政府官僚に問いただしていた。

 冒頭の原口副代表、長妻副代表のあいさつ内容は、非常に説得力・納得感のある内容だが、政府側の用意してきたごまかし、はぐらかし答弁内容をそのまま発言しっぱなしを許す結果となるヒアリングであった。(今回も)

 課長クラスの答弁がこうなることは、当然想定しているはずなので、合同チーム側は、詰め方を考えてほしい。

 まず、選挙区を意識しているのか、発言(質問)議員の数が多過ぎる。そして、前の議員の発言と関係のないテーマの発言があったり、プレイブックは読んでいないけど質問したりと、合同チーム側の力量が相変わらず不足している。

 人材は揃っていると思うので、設定時間に合わせ、テーマを絞って、質問者も絞り、更問、更問で官僚答弁を引き出し、実のあるヒアリングにしてほしい。質すテーマが多いのであれば、時間を延ばすか、回数を増やすかして国民の期待に応えてほしい。

 

 次にメディア。

 何を政権を恐れているのか。全く政権を批判的に論評したり、するべき検証報道をしなかったり、報道自由度が世界で下位を低迷している体たらくが情けない。

 今、メディアが真相解明すべきは、ワクチン不足問題である。多くの国民が困っている問題、これに取り組まずメディアと言えるか。

 

 政府説明を鵜吞みにせず、政府が言っていること一つ一つが事実か否かを検証することからはじめて、菅政権のでたらめさ、いいかげんさ、ごまかし、嘘を暴いてほしい。

 曰く

 ファイザー、モデルナ、アストラゼネガ等海外メーカーとの調達契約の真の内容

  *数量と期日が明記されているか

  *秘密保持の内容は政府の言う通りか

  *輸入実務での政府のミスはないか など

 国内自治体への供給実態

  *政府説明どおりのシステムで配送されているか など

 自治体在庫4000万回分の真実

 VRSシステムとVSISシステムの不具合

  *現場の声は(評価の声の理由、不評の声の理由)

  *改善点の指摘

  *開発時の政府側の行動検証(予算と見合った開発だったか)など

 

読売、産経といった御用メディアには期待できないが、その他のメディアはもっと頑張ってほしい。