オリンピック2020東京の招致、準備、開催強行の各段階を弾劾する
2021年7月27日記
7月24日夜,4時間近くの開会式を強行し東京2020が1年遅れで始まった。
COVIT19の世界パンデミックのなか、開催を強行したIOC、日本政府、東京都、組織委員会だが、オリンピック終了とともに招致段階から今日までの大きな問題、不手際すべてを有耶無耶にしないため、市民目線で弾劾すべき事項を以下に列挙しておく。
【招致段階】
1.JOC(武田会長以下)幹部等によるIOC理事向け支持取り付け運動の買収工作疑惑の 真相如何
2.コンパクト五輪(既存施設活用、有明集中、予算7,000億円台等々)で周知の嘘⇒誰の責任でこんな嘘がまかりとおったのか
3.招致プレゼン時の安倍首相の嘘プレゼン発言の責任をどうとるのか
① 福島原発事故汚染水は完全にアンダーコントロールされている
② 7月下旬~8月上旬の東京は温暖でアスリートパフォーマンスを発揮するには適した気候
【2020決定後準備段階その1】
4.新国立競技場2兆円新設のキャンセルと再入札に関し、最初の設計決定の責任は?
5.競技施設新設など、招致時予算を逐次増額変更し国費投入を増額させた責任は?
6.世界的COVIT19による延期議論で、2年延期論を排除し1年延期を主導した安倍首相の責任は?
【2021年7月開催に向けての準備段階その2】
7.COVIT19新型コロナ対策のお粗末さがひどすぎる
1)「安全・安心」を唱えるだけで、国民の不安を払拭するような具体的、論理的対策 内容の説明ができない、しない
2)いざ、関係者が入国しだすと、事前説明されたバブル方式の大穴が多数実証され、事前説明の嘘が明確となる事態
3)プレイブックにルール掲載してもそれを実行段階でどう担保するかの具体策がお粗末でルール破りが横行(15分ルール、検証体制なし等々)
8.組織委員会のいい加減運営、無責任運営が露呈、それを放置した政府の責任大
1)内部告発で国会でも暴露された予算の業者委託金額の野放図な高額さ、それをごまかす非論理的な説明、事実は必ず解明されるべき
2)中止判断が選択肢にない、観客有無判断が遅すぎる
3)消耗品、食料品等の無駄がひどい(無観客なのに、満員前提の発注と実際の配送品廃棄、そもそもの契約内容の是非)
4)プレスセンターの食事にハラル対応メニューなし
5)組織委員会内部の現場と管理・トップとの意識ギャップが大きく一枚岩とみえない
9.組織委員会のオリンピック憲章精神準書意識の欠如による不適切人事
1)森会長、開会式総合P、音楽担当、演出統括等の辞任・解任続発の訳
2)なぜこうした人事が横行したのかの本質的原因究明が必要
以上、思いついただけで9項目あるし、細かいこと含めると項目はさらに増えると思うが、メディアと国会野党の力で今秋までに、事実解明とその事実に至った原因・要因、責任者の特定と責任の取らせ方など、弾劾行動が起き、実ることを期待する。