シリーズ『菅政権を存続させればさせるほど、日本はおかしくなる』 №3 東京オリンピック・パラリンピック開催中止の判断をする時期だ

  社会観察雑記帳 -市民感覚の何かおかしい53- 通算81回目    2021年5月1日記

 

 シリーズ『菅政権を存続させればさせるほど、日本はおかしくなる』

№3 東京オリンピックパラリンピック開催中止の判断をする時期だ

 

 東京オリパラ開催強行への動きが一向に止まらない。

 本当にそれで良いのか。国内状況から、また、国際的な状況から妥当な判断だと胸を張れるのか?

 

 普通の市民感覚として、この世界的なコロナ禍状況下でオリパラを実施する、実施できる条件は揃っているのか?

【世界的条件】

  • 5大陸の参加表明国・NOCは東京オリパラに参加意思があるのか。
  • 参加各国・各競技団体は予選含め参加選手の選出できているのか。

【国内条件】

  • 開催3か月前に東京、関西圏が緊急事態宣言下のコロナ禍で、医療関係のオリパラ用準備は整っているのか。
  • ワクチン接種が佳境となる7~9月の医療体制シミュレーションは万全といえるものができているのか。
  • 選手・関係者、海外メディアの感染予防対策が漏れた場合のシミュレーションも万全か。

 

 こうした諸点に対する日本国民への説明が全く耳にしない。メディアも報じないし、組織委員会、都、政府からの能動的な説明もない。

 

 メディアでは、開催する場合の国内感染状況や医療体制状況の基準を明らかにして科学的に、論理的に説明せよとの論調もみえるが、世論の7割以上が今夏開催に否定的な状況下、少なくとも、上に掲げた6点程度の質問に対し、国民が納得できる説明を組織委等はすべきであるし、説明しない・できないのであれば、オリパラ開催強行をすべきではない。

 

 そして、開催強行した時に起こる事態への責任、中止とした時の賠償問題等の責任は、安倍政権下のものも含め、関係者を厳しく追及する必要があろう。