社会観察雑記帳 -市民感覚の何かおかしい54- 通算82回目投稿
2021年4月30日記
シリーズ『菅政権を存続させれば日本はおかしくなる』
№4. 信無きリーダーは交代するしかない
菅政権発足7か月、日本は加速度的におかしくなっている。シリーズ№1~3で、菅政権になってからの重大失政をとりあげた。このシリーズ最後の№4.では、それ以外の看過できない政権の無策・失政を挙げるとともに、№1~4の失政が何故起こったのかを分析し、菅義偉の退陣こそが取り敢えず最優先でとるべき道ということを示したい。
菅政権での政府、自民党の不祥事は思いつくものだけでも以下の案件がある。
【河井夫妻の参院広島選挙区買収事件・吉川前農相収賄事件等政治とカネ】
- 河井克之・案理の案理選挙での現金買収
- 自民党本部からの1億5千万円供与の意図、買収原資か否か
- 吉川農相、西川参与の露骨な現金収受
- 菅原前経産相の選挙区での公選法違反
- 秋元自民党議員のカジノ関連での現金収受
【文春砲がきっかけで明らかとなった総務省の接待、放送法違反見逃し】
- 東北新社の総務省幹部職員接待と判明後の当事者の許せない国会対応
- 武田大臣の杜撰な国会答弁と本人のNTTとの会食事実認めたみっともない経過
- 東北新社、フジメディアHDの放送法違反申告時の総務省の違法対応
- 農水省事務次官以下のあきたフーズ接待顛末のごまかし
【デジタル束ね法案のずさんな国会審議】
● 60本を超えるデジタル関連法案を束ね法案として審議に提出する政府姿勢
● 提出法案の誤字・間違いの異常な多さ
● 情報のデジタル化、内閣(デジタル庁)へ一元化する際の個人情報の取扱歯止め 措置の不備
● 衆議院20時間審議で通過し、与党の問題意識なし、野党の無力
【国会論戦で判る安倍政権から続く国会=国民軽視の態度】
● 河野ワクチン大臣のメディアでの態度と全く違う国会での素っ気ない答弁態度
● 内閣府規制改革推進室官僚の質問に答えない国会答弁態度
*総務省、厚労省、防衛省など、野党質問・追及事案に対する官僚の正面から答えな い態度は目に余るものがある
*これは、安倍晋三政権から総理大臣を筆頭にはくらかし、理由をつけて答弁差し控 え、ごまかし、同じ答弁繰り返しを続けていることにおおきな起因がある
安倍晋三が総理大臣時代、施政方針演説で論語から引用して「信なくば立たず」を述べたことがあるが、現菅義偉政権は、総理大臣を筆頭にまさに民=国民からの信=信頼・信用が全くなく、国の舵を任せるに足らないとの判断を多くの、いや大多数の国民が思っている状況である。
そうでなければ、3回目の緊急事態宣言で政府も専門家もロックダウン的人流減少が必要と訴えているにもかかわらず、町に人が外出している状況は説明できない。政府が、リーダーが信頼されていれば、リーダーの訴えに多くの国民は従うはずである。そのことを菅義偉は分かるべきだ。
そして、現在の危機的状況を一気に好転させるためには、まず、菅本人がリーダーをやめることが第一歩ということを分かるべきだ。
あとは誰が、などとの愚問は菅本人やその取り巻きが考える必要はない。少なくとも菅よりはましな人物がリーダーとなる。
菅義偉総理、英断をもって総理大臣辞任をせよ