―市民感覚の何かおかしい㉛― 通算57回目
通常国会終盤で、忘れまじ安倍政権悪政の数々
2020年6月8日記
コロナ禍での通常国会会期末(6月17日)を控え、第二次補正予算の審議が8日から始まります。国会での質疑は、相変わらずいらいらが溜まるばかりのやり取りに終始することが想定できますが、これまでの安倍政権の数々の悪政を、その論点とともにこのブログで挙げ、国会終了後も安倍退陣後も忘れずに追及する備忘録とします。
【直近の悪政】
1.新型コロナ対策での独りよがりな政策決定
(1)データをすべて開示しない政策決定
①国民を信頼していない
②純科学的検証に耐えうる検討経過が証明されない
(2)専門家会議の議事録不作成
①政策決定過程に隠したいことがあったのかとに疑念を生じさせる対応
2.第一次補正の持続化給付金事務経費不透明問題
(1)事務経費を受注したサービスデザイン推進協議会なる団体の不透明性
①設立以来実業を行った経過の説明なし
②これまでの14事業で9割以上電通に再委託、持続化給付金は97%
③電通はさらに子会社やパソナ(協議会委の設立社員)に再委託・外注
④官報に決算公告不記載の違法法人
⑤経産省と電通、パソナ等が結託して補助金事業遂行スキーム作った疑惑
⑥協議会、電通など中抜き経費が税金の無駄使い
3.同じくGoToキャンペーン事務経費課題計上問題
(1)事務経費計上が事業規模の2割弱というどんぶり計上なのか疑惑
①そもそも7月末に向け優先順位ある政策なのか
②旅行・観光、飲食等幅広い補助政策を一括事務局で経産省が仕切る手法
③持続化給付金と同様、極めて短い期間で委託先を決めるスケジュールが出来レースを暗示
④2割弱の3095置く円事務経費の過大性に気が付かない政府
4.同じく特別給付金オンライン申請のお粗末
(1)国民からの申請から給付金振込まで一括したシステムとなっていないなかで、マイナンバーカード利用の仕組みをぶち上げた愚かさ
(2)しわ寄せは市区町村行政の手作業にいくという滑稽さ
5.同じくどさくさ紛れの予算計上(6月8日付け毎日新聞記事より)
(1)文科省青少年教育施設改修12億円
(2)国交省インフラ・物流分野のデジタル化178億円
(3)環境省国立公園ワーケーション推進30億円
などなど
【コロナ禍直前の政権横暴】
1.法を無視した東京高検検事長勤務延長
(1)1月末の閣議決定顛末の闇
①誰が何の目的で進めたのか
②森法相の国会答弁迷走の責任
③安倍総理の解釈変更答弁に合わせた法相、人事院局長、法制局長官等の言いつくろい④結局辞任した黒川氏の甘い処分(処分ではない訓告)を誰が主導したのか
2.検察庁法改正を束ね法案に隠し勤務延長の法制化を画策
(1)採決延期のみで該当部分の廃案ではないことは忘れてはならない
(2)検察官の準司法官としての独立性をないがしろにする改正には反対
【第二次補正の問題】
1.10兆円予備費の見せガネ対応
(1)過去に類を見ない巨額予備費計上は、使う気のないあらわれ
(2)使う気があれば予算項目に計上するはず(医療、事業継続等)
【少し時間が経過したが忘れてはいけない安倍政権の悪政】
次の各項は項目だけにするが、いずれも看過してはいけない問題です。
- 森友学園問題の近畿財務局職員遺書公表以降の真相再究明
- 桜を見る会、その前夜祭での違法行為
- 河井前法相夫妻、菅原前経産相の公選法違反
- 橋本大臣の選挙ウグイス嬢重複問題
- 小泉環境相の公費乱用問題・地元選挙ポスター経費課題問題
【先延ばしとなっている大問題】
● 関西電力金品受領問題
以上