時事課題への普通の市民感覚の発表 ② 投稿通し8回目

 

イージスアショア配備に関する地元秋田住民への欺瞞説明にもみられる防衛省の姿勢は安倍政権の国民に対する姿勢の本質をあらわしている

2019.6.11記

●「そもそもイージスアショアは本当に必要なのか?イージス艦増強で十分なのではないか」
●「イージスアショア2基で6000億円超、イージス艦3隻(1700億/隻)新設可能というコスト面、北朝鮮からの東京・大阪といった大都市や原発といった標的に秋田・山口で有効なのか」
●「仮にアショアが必要ということに納得する説明ができたとして、秋田の延長はハワイ、山口の延長はグァムでアメリカ軍防衛のためのアショアではないか」

こうした疑問にどう説明し、国会含め世論は納得した説明と感じているのか?

 

1.今回のお粗末な住民説明資料問題の発覚で、はからずも国防に対する国民の理解、国防を担う防衛省自衛隊への国民の信頼が必要十分条件であることが白日のもとにさらされた。
辺野古基地建設しかり、宮古島自衛隊弾薬庫建設しかり、イージスアショア配備しかり、F35105機購入しかり、いずれも莫大な国家予算を使う案件ということで国民全体への影響があるし、辺野古宮古、秋田・山口では加えて地元住民・自治体への大きな負担もある。

 

2.普通に国民の意識を自負する私としては、今防衛省が進めようとしている上記の諸問題はすべて得心がいっていないし、防衛省、政府は十分な説明を行っているとは思っていない。国会においても、その他メディア等様々な媒体を通じても。

 

3.秋田住民へのごまかし説明資料問題を取り上げているメディアが一様に報道しているなかで特に重要と思うのは、国防という重要課題に関し、国民・地元住民が納得し、両者間に信頼関係が構築され、維持継続されることが絶対前提条件であるにもかかわらず、防衛省・政府は真実をつまびらかにせず、ごまかそうとしている。私は、こうした姿勢は国防ではなく、逆に亡国につながる。

 

4.現政権は、森友・加計問題で真実をつまびらかにしていないし、与党もそれを容認している。このことは、裁量労働制データ、毎月勤労統計不正などにも連鎖し、今回の防衛省の一連のごまかしにつながっている。
野党もだらしないが、こんな与党・政権を許していては、本当に日本は民主的国家ではなくなってしまう危機感をもってしまう。

 

5.気が付いた時にはもとに戻れないという経験は歴史が教えてくれている。

 

6.喧々諤々の議論をし(今行っているのは主張しっぱなし、批判・非難の応酬)、過半の国民が納得する方向に日本を持っていく考え方を発見・合意するリーダーはいないものか?