社会観察雑記帳-市民感覚の何かおかしい94-通算投稿142回目 自民党よ、何しれっと対決法案等を成立させようとしているんだ(怒)

  自民党よ、何しれっと対決法案等を成立させようとしているんだ(怒)

                                                                                                                   2024年5月31日記

 

 今通常国会もあと3週間を残すところに来ているが、国会の審議状況、岸田政権の閣議決定などをみていると、全く釈然としない思いなのは私だけではないだろう。

 

 それは、昨秋に大々的に政治・社会問題化した自民党の裏金スキャンダルが、何の真相解明もなされていないにも関わらず、検察の捜査終結を錦の御旗に、与野党間や国民間で合意形成が未だ不完全な法案、政策に関し、しれっと通常国会での審議や岸田政権による閣議決定が進んでいることだ。

 

 表に現れているだけで旧安倍派の90名程度、二階派の10名程度の自民党国会議員は本来議員辞職に値する行動を長年行ってきている。

 また、今春の国会等で明らかになった、茂木派での資金移動で公開回避や寄付控除を悪用した所得税還付受領、官房機密費の自民党候補者への使用など、自民党議員の違法行為、脱法行為は許されるものではない。

 

 今回明らかになった事柄の責任を議員辞職で取るのが本来の姿であるが、そうすると290名を超える自民党議員は極めて少数しか残らない事態が想定される。従って、セカンドベストの選択肢としてせめて衆議院解散、総選挙であらためて議員個人、政権与党としての資格の信を問うことが、岸田総理の義務であろう。
 全く、国民を馬鹿にしきっている。

 

 全会一致ではなく、野党も世論も懸念や反対意見を表明している案件、「経済安全保障情報保護法」「入管法改正」「地方自治法改正」「次期戦闘機輸出解禁閣議決定などを今まで通りの手法(安倍政権以降の数の論理振りかざし)で、衆議院通過や法案成立、閣議決定をしていることは、法律を守らない国会議員の資格がない無法者が法律を作っていることとなり、笑止千万である。

 

 悔しい。この流れは止められないのであれば、来る総選挙、参議院選挙で自民党そのものに鉄槌を下すしかない。そして、与党・政権から追い出して改めて軌道修正を図るしかあるまい。