社会観察雑記帳 -市民感覚の何かおかしい60回目—  憂鬱な11月1日、総選挙なぜこの結果  通算投稿95回目

          憂鬱な11月1日、総選挙なぜこの結果

                                2021年11月2日

                                

 新型コロナ新規感染者が激減する中、2021年10月31日が衆議院議員総選挙投開票日であった。菅総理が退陣し、9月一杯メディアは自民党総裁選一色になり、岸田新総裁、10月の臨時国会で新総理となり、国会では代表質問だけで即解散、選挙戦に突入した。

 岸田体制となったとはいえ、下馬評では自民党大幅議席減(単独過半数233前後まで)、野党共闘が功を奏し立憲民主党共産党議席増で政権交代は全く無理だが、与野党伯仲に近い状況が生まれるのでは、と期待された総選挙であった。

 直前の衆参補選、都議選、横浜市長選と野党共闘がそれなりの結果を出していたので、伯仲近い状況の出現は大方の予想であったのではないか。

 

 結果は、自民261と-15にとどまり、立憲はなんと-13と大幅減の96、代わりに維新が+30の大幅増の41という予想だにしない結果となってしまった。

 

 今回は、岸田新総理になっているとはいえ、これまでの安倍・菅政権のひどさにお灸をすえる投票行動、自民支持者の棄権行動があるものと思っていたが、それは都市部の限定的な選挙区に起きただけで、相変わらずの自公支持者の投票行動が無党派層の投票行動を上回ってしまったということか。

 辻元清美議員、川内博史議員は比例復活もなく、野党は痛い論客を失う結果となった。

 

 結果が出て、「政策協定の大雑把さ」だとか「自民批判票が維新に流れた」だとか、したり顔で分析している識者がいるが、一般国民はそれほど自公政権がひどいと思っていなかったということなのか。なぜ、このような結果となったか、真剣に分析してほしい。

 11月1日は憂鬱でTVニュースも見る気にならなかった。そうはいっても、総選挙に対する感想は記録に残しておこうということで、本ブログを記します。

 

 立憲枝野代表が代表辞任するが、次期代表は小川淳也議員のような弁舌さわやかで我々の気持ち、立場が分かる議員がなってほしい。