立憲民主党の「ZEROコロナ政策」いいじゃないか 社会観察雑記帳 ―市民感覚の何かおかしい㊽― 通算76回目投稿 2021年2月6日記

     立憲民主党の「ZEROコロナ政策」いいじゃないか 

                                 2021年2月6日記

 

 2月5日、6日と衆議院予算委員会で論戦が始まった。5日には、立憲民主党の枝野代表が野党の先陣として質問を行い、朝日新聞などは野党質問としては提案型と過度な追及抑制との混在で、迫力がないなどと酷評されていたが、私は、今回のコロナ禍に対する立憲民主党の主張=提案が、菅政権の政策と対峙した国民の選択肢となる議論の第1歩だったと評価したい。

 

 6日の逢坂議員の質疑でも、逢坂氏が「菅総理は「命と暮らしを守るため」と最近盛んに言っているが、これは立憲民主党綱領の基本理念です」と述べたように、自公政権のWITHコロナ政策より立民が掲げているZEROコロナ政策の方が「命と暮らしを守る」近道であり、有効な道だと思う。
立憲民主党綱領
 「前略~、人間の命とくらしを守る、国民が主役の政党です。~攻略」

 

国会で掲げたパネル
ZEROコロナ政策への大転換
三本柱
1. 医療の崩壊・壊滅を食い止め、命を守る
2. 感染者の早期把握と確実な隔離で、感染を封じ込める
3. 完全な封じ込めまで、十分な支援でくらしを守る

 

 菅政権、なかんずく菅総理が言う「命と暮らしを守るため、感染拡大阻止と経済維持のバランスを政治が判断する」では、国民から信用失墜している政権で成功するはずがない。中途半端な時点で経済活動へ舵を切る政策やメッセージが発せられると、また、波が来るとの専門家意見を尊重すべきだろう。

 

現コロナ禍における菅政権への不信
 

 野党やメディアが対策・政策が後手後手と指摘しても、全く反省の弁もないし、進めてきた政策や判断根拠を自己弁護的に説明するだけで、聞き手からみると自己正当化、質問へのごまかし、論点ずらしとしか捉えられない。国会等で野党は、こうした菅総理はじめ政権の対応・答弁には、ごまかし、論点ずらし等と捉えるとはっきり言って、国民に知らしめることも必要ではないか。