年金生活に入った普通の市民感覚の吐露 -そもそもこれでいいの㉔- 通算投稿44回目 何故安倍総理の言葉が信用・信頼できないのか

年金生活に入った普通の市民感覚の吐露 -そもそもこれでいいの㉔- 通算投稿44回目             

                   何故、安倍総理の言葉が信用・信頼できないのか

                                                                                                              2020年2月5日記

 

  1月27日から2月5日までの衆参予算委員会を見て、聞いて、桜を見る会に関する安倍総理の答弁があまりに常軌を逸している部分があり、従ってその他の項目についても全然説得力がない答弁となっているように感じる。
  以下に、何故、安倍総理の言葉が信用・信頼できないのかを論じてみる。

 

1.あとで 突っ込みがない演説等では美辞麗句を並べるが、実際の一問一答や言行一致正否検証では衆目が納得する論旨や説明・言動ではない。
「李下に冠を正す」「求められれば丁寧に説明する」「説明責任を果たすことは当然」


2. 「同じ質問なので、同じ答えをする」と前置きし、同じ答弁を長々繰り返す態度が、丁寧に説明する態度ではない。質問側は、違う角度から質問しているにもかかわらず、同じ質問と強弁する。
「事務所職員の記憶を辿って事務所職員はどう言っているか」
安倍総理の論法では前夜祭の領収書をかき集め示せば証拠となるので、集めて提示してほしい」


3. 聞かれたことにまともに答えないし、聞かれていないことまで答弁する。質問の本質に答える前に、質問の前段についていちいち反論や関係大臣に答弁させる。これらの振る舞いが総理大臣としての度量を疑わせ、器の小ささが浮き彫りとなってしまう。
「質問に答える前に、あなたは、黒川さんを私(総理)がよく知っていると言われたが、法務省の事務方にいたので知っていると申し上げたので、よく知っているわけではない」
「脱法行為とのことばが質問のなかで出たので、総務大臣にまずは答えさせた」
「あなた(総理)の認識を聞いている」⇒「最高裁判例では○○である」


4. 明らかに事実と異なる答弁を強弁する。
「公文書である名簿は公文書管理法に沿って適切に廃棄している」⇒歴代課長が管理簿にも廃棄簿にも未記載で廃棄したと強弁(2012~2017年分)
「前夜祭は、主催は後援会、予約も内容も後援会とホテルとの合意(2月6日辻元議員とのやりとりでホテルと合意と答弁している)、しかし、代金は参加者とホテルとの直接決済の形をとっているので収支報告書記載は不要であり、適法に処理している」

 

   これまで、森友学園加計学園桜を見る会安倍晋三個人に直接関わる疑念での説明責任を筆頭に、肝心の総理大臣としての重要政策に関する発言でも、不都合な事実は認めず、言及せず、成果はどんな小さなこと、例数が少ないことでも大成果のように発言する態度、そしてその発言内容がごまかしや隠蔽(ご飯論法や詭弁)であることから、安倍総理の言動は信用・信頼ができない。
   これは、安倍総理自身がまいた種であり、自業自得といえる。自民党議員も、そろそろ安倍泥船から降りておいた方が将来につながるのではないか。

 

自業自得で信用されない発言例
*コロナウィルスの感染拡大には必要な措置を適時・適切にとる
*IRは広く国民の理解が得られるよう丁寧に推進していく
沖縄県民の気持ちに寄り添って普天間基地の一日でも早い返還をすすめていく
*税収は過去最高を達成した(2020年度当初予算施政方針演説)
等々