年金生活に入った普通の市民感覚の吐露(時事) -そもそもこれでいいの-⑱ 臨時国会閉会後の安倍政権の呆れた所作4題 通算投稿35回目

                                      -そもそもこれでいいの-⑱

              臨時国会閉会後の安倍政権の呆れた所作4題           通算投稿35回目

                                                                                                          2019年12月13日 記す

 12月9日臨時国会閉幕後に、驚愕の出来事が安倍首相周辺で立て続けに起こった。さすがにあきれるだけではなく、これは声を出して怒らなければならない自体と、怒り心頭に発したので、以下にその4題について記す。

 

その1:安倍総理の記者会見での憲法改正発言(2019.12.09)
 「憲法改正は、必ずや私の手で成し遂げていきたい」

○そもそも憲法改正を最大争点に国政選挙は行っていないので、選挙で議席過半数取ったからといって、憲法改正が民意となったわけではない。


自民党の改正4項目も選挙で広く周知されているわけではなく、なぜ、何のために現行憲法を一部変えるのかの周知が全く不足しているなか憲法改正という行為がけをクローズアップさせる発言は人心を惑わす姑息な発言である。


○安倍政権下で安保法、特定秘密保護法共謀罪等々の強行的採決、モリカケ自衛隊日報、桜を見る会等々での嘘、ごまかし、逃げの対応を鑑みれば、安倍晋三あなたに憲法改正を言う資格はない。言われたくない。

 

その2:麻生副総理の記者会見での安倍4選応援発言(2019.12.10)
 「首相が、誰かが憲法改正をやれると思ったら岸さんの二の舞になる。そういう可能性があるなら、自分でやらねばいかん」

麻生太郎財務省公文書偽造行為の責任もとらず、財務大臣・副総理に居座り続けているあなたに安倍後継問題をコメントする資格はない。メディアも発言無視でよい。


○そもそも麻生大臣は発言に品格を感じられないし、相手を馬鹿にした態度が判るし、リーダーとしての国語力も劣るし、森友問題以降、政局に関して相手にする必要はない。

 

その3:反社会的勢力の定義に関する質問趣意書への閣議決定答弁書(2019.12.10)
 「あらかじめ限定的かつ統一的に定義することは困難」

○2007年のガイドラインに記載した定義を変更するのか否かを明確にしておらず、報道等にあるように、反社の定義を曖昧にしようとする意図があると見られても仕方ない答弁書である。


○出席し、了承した閣僚の誰もおかしいとの意見を出さないことに、この国の現政権の危機が端的に表れている。


質問趣意書を出した初鹿議員が、追及本部会合で発言したように、「2007年の表現は基本形でおいておきながら、SNSやネットの発達などを鑑みその形態が多様化していることから、個別具体的に判断する場合はある」との回答なら、まだ理解できるが、「定義することは困難」との回答は、現政権の反社に対する姿勢、桜を見る会での反社勢力招待の事実をごまかす意図があるとしか思えない。

 

その4:招待者名簿の電子データ復元に関する質問趣意書への閣議決定答弁書(同)
 「復元することは考えていない」

○現政権に、現官邸に、安倍晋三にやましいことがないのであれば、疑惑を払拭する重要なエビデンス(証拠)である招待者名簿は、政権側が積極的に開示することが最も国民に説得力ある説明をする手段である。


○にもかかわらず、あくまで隠そうとする姿勢、実際は廃棄も削除もしていないテータを廃棄したと言い張る態度は、名簿が開示されるとやましいことが白日の下にさらされる事実があることと思わざるをえない。


○現政権、現政府(官僚)は、口先で言っていることだけでは信用できない。記録やエビデンスを伴った説明でなければ説得力がない。


ジャパンライフの山口元会長招待にしても、安倍総理が、本来利用されたのであれば安倍総理自身が事実解明による潔白証明や名誉毀損訴訟など能動的な行動をとってしかるべきところ、そのそぶりもみせないのは、やはり後ろめたい、やましいことがあると判断せざるを得ない。