社会観察雑記帳 ―市民感覚の何かおかしい㊲―通算投稿65回目 アンチ安倍政権の一国民が記す菅義偉内閣誕生への感想

             アンチ安倍政権の一国民が記す菅義偉内閣誕生への感想

                                                                                                                   2020年9月17日記

 

 大腸疾患を理由に安倍晋三が総理大臣を降りた(潰瘍性大腸炎が悪化したら辞意表明前後のような生活はとてもおくれないとの見解もあるようだ)。そして9月16日朝、安倍内閣は総辞職した。

 安倍内閣が行ったことでうやむやにしてはいけないこと。

特定秘密、共謀罪新設、統計不正、新型コロナ対策等の政策課題もあるが、上記3項目は三権分立や民主主義ルールを逸脱した手続きでの強行でもあり、その罪の深さは重い。

 また、安倍晋三個人の行為でうやむやにしてはいけないこととしては次の通り。

 

 

それにしても、安倍晋三が辞意を表明した途端、こうした安倍内閣の糾弾すべき事柄への言及は影を潜め、支持率も60%超となったことは全く解せない。

 

安倍晋三の後継は、菅義偉官房長官となった。まさに、安倍内閣を踏襲するとの一点張りで自民党総裁となり、総理大臣指名を得た。菅内閣の評価をするのはまだ早いが、官房長官として安倍内閣で果たしてきた役割や総裁選での主張から判断すると、特に心配なのは沖縄問題への態度が全く変わらないだろうということだ。官房長官時代も沖縄担当も兼ねており、辺野古着工への地元住民の分断作戦や、民意を無視した工事強行など、全く地元に寄り添っていない強権的対応ばかり目立つすすめ方だった。この方式が総理大臣となっても続くであろうし、地方重視との公約に反する沖縄政策は改めさせなければならない。

 

安倍が去り、菅内閣となったことで安倍政権に対する免罪符が認められたわけではなく、来る選挙でしっかり民意を示していくことが重要である。

 

野党のふがいなさ、マスメディアの批判的精神の崩壊には困ったものである。