社会観察雑記帳 市民感覚の何かおかしい㉜  -6月17日通常国会閉会して2週間―       通算投稿59回目

-6月17日通常国会閉会して2週間―        通算投稿59回目

                                                                                                               2020年7月1日記す

 

 国会終盤での持続化給付金事務委託費不透明問題、閉会翌日の買収容疑での河井夫妻逮捕、そして7月5日投開票に向けた都知事選挙(「女帝小池百合子」による小池現知事が再選にふさわしいかの告発)など、相変わらず社会問題はかますきびしい。

 

 本稿では、「この本この一節」で取り上げるまでではないが、石井妙子氏著の「女帝小池百合子」を読んだ感想を取り上げてみたい。

 

 目に付くのはカイロ大卒業(しかも首席で)の学歴詐称疑惑だが、この本では、父親の行動遍歴の影響、自身のコンプレックスからくる虚勢を張って生きてきた経過、キャスター、政治の世界に飛び込んでからの巧みな渡世術、そしてなにより政治家としての公約・マニュフェスト遵守状況やその説明責任について、著者の綿密な取材に裏付けされた事実の積み上げにより、小池百合子氏は都知事にはふさわしくないこと、ましてや国政での政権奪取のリーダーにしてはいけないことを読者に感じさせる一冊であった。

 

 小池支持者からは反論もあるだろうが、取り上げられた事実の真偽を小池サイドも具体的論拠をもって反証しない限り、記述内容は真実と判断せざるを得ない。

 

 したがって、都知事選では再選される公算が大との観測だが、批判票としての宇都宮票、山本票が同数ぐらいほしいところ。そして、向こう4年間といわずに早い段階で知事辞任に追い込みたいところである。

 

 現政権の主要人物、安倍晋三麻生太郎菅義偉加藤勝信等々に加え、小池百合子都知事など、事実を積み重ねた検証をすれば、その任にあらずとの答えが出るにもかかわらず、長い間支持率が安定し辞任に追い込めないのは何が原因なのか。

 

 民主主義では、選挙による多数派とならない限り支持政治家の政権は実現できないので、次回の選挙で結果を出すことが重要であることは、誰もがわかっているはずなのに、そのとりまとめがうまくいかない歯がゆさがある。この際、枝野さんなどの既存勢力は第一線から退き、新たなリーダーを輩出して、そのもとでの大同団結ができないものかと思う。

 

*今回は、はなはだ散文的・抽象的な投稿となってしまったことは反省❕❕