2020年4月2日 救急車搬送体験記 通算投稿51回目

         20020年4月2日 救急車搬送体験記

                               2020年4月5日記

 

 2020年4月2日木曜日午前10時過ぎ、天気も良く桜も見頃の日であったため、高座渋谷の千本桜を見に行こうということになり、夫婦で自転車ツーリングすることにした。

 

 3月30日月曜に新しいロードバイクが届いたばかりで、それに乗って出かけることにして、先に自宅前の坂を下った。ところが、ギアチェンジをしようとひと漕ぎしたのがいけなかった。下り坂なのでスピードが出て、新車のためブレーキ操作が不慣れでかけ損ねたため、減速ができず慌ててしまい、坂下で落車、転んでしまった。

 

 幸い車も歩行者もいなかったが、自損落車左側頭部、左ひざ、右手裏などの擦過傷で、特に頭の傷からはかなり出血もしてしまったので、念のため救急車を呼んで病院へ行くことにした。

 

 歩いて自宅玄関まで戻り、妻が119番で救急車を呼び、自転車等を回収してくれた。
10時10分位にコールし、救急車到着が10時20分頃。玄関先で問診、ガーゼ当ての応急処置をしてもらい、歩行可能なので坂下まで歩いて救急車内へ。ストレッチャーに横たわり、さらに血圧、体温等を検査されつつ氏名や希望病院等の問診を受け、救急隊(中田南)の推薦で、国際親善病院へ連絡し、搬送が決まった。この間、ホットラインが最初は他の救急が使用中で、5分後くらいに国際親善のOKが出て、10時35分にサイレン鳴らしながら発車。10時45分頃病院到着。

 

 自力で下車し、車いすで救急処置室へ。妻は別ルート案内。後で聞いたところ、受入書類記入や保険証提示等を済ませ、救急の付き添い者待合室へ案内されたとのこと。
 
 処置室では、救急担当医と看護師1名が対応してくれ、問診、心電図、血圧、体温等検査、傷を診て擦過のみ(縫う怪我ではない)の診断で、CTとレントゲンの手配をしてくれた。少し待機して(10~15分位)車いすでCT、レントゲンを受け、また処置室に戻って、診断。担当医曰く、頭も両手首も骨折なし、水たまりなし、ただし頭のCTに蓄膿症・花粉症でよくみられる体液だまりありとの所見であった。

 左側頭部は医者・看護師が消毒・絆創膏処置をしてくれたが、手は水道で洗うことが一番ということで、自力で石鹸で洗うよう指示され、傷に滲みるなか自力で洗浄し、その後絆創膏、包帯処置をしてもらった。

 最後に妻も呼んで、診断の説明。CT、レントゲンでは異常はないが念のため明日脳外科で外来診察を受けにくるようにとのこと。4月3日11時30分の予約を取ってもらい、最後に血圧を待合室機械で測りその結果(160-100と超高い)を提出して、解放となった。会計は7800円、自分の不注意で招いたとんだ臨時出費となった。二人で弥生台駅まで歩き電車で帰った。

 

 翌4月3日金曜日、救急で処置してもらった状態をそのままにし、11時10分頃到着で外来に出向いた。午前の最後の診察予約時間であったが、脳神経外科外来のスペースには20名ほどの待ち人数がいたので、これは大変と思ったが、いざ外来受付をしてみると脳神経外科の待ちは1名のみで(大勢は他科の待ち人)、11時10分には診察を受けることができた。

 診察では、問診のあと、左側頭部、右手首の絆創膏、包帯張替えだけで問題なしとの診断、ただし、頭なので念のため1カ月経過後のCTも撮ろうということで、5月15日の予約を入れてもらい、終了。会計は220円、11時20分には病院を出ることができた。

 

 自転車は、ハンドルの右側が内に5cmほど曲がってしまったが、外見上はそれだけで、傷もついておらず、ブレーキ性能等も正常のようである。試運転をしてみないとわからないが、何とか無修理で使用継続できそうな感じである。

 

 今回の事故は、ヘルメットを被っていれば、手やひざの擦過傷は受けたが側頭部の出血は防げたかもしれず、したがって救急搬送も不要であった可能性が高い。ひとえに、自分の不注意の責任であるが、齢66となり、昔のような反射神経がないことを十分自覚し、慎重行動がさらに求められることを改めて警告された出来事であった。

 嗚呼、反省